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クロール 息継ぎ練習用ドリル

クロール 息継ぎ練習用ドリル

タイミングの違う4種類の片手回し

前回の記事、呼吸の重要性では「大きく楽に呼吸をする」事の大切さを解説させていただきました。ここでは、クロールの息継ぎを上達する為のドリル(練習方法)を解説していきたいと思います。また、そのドリルをおこなった管理人の娘の泳法上達過程も掲載させていただきたいと思っております。

1.ビート板を使った片手回し

皆さんは片手回しのドリルを呼吸練習のために何度も行ったことがあると思いますが、タイミングを変えて行ってみたことはあるでしょうか。基本的には全ていつやってもいいドリルなのですが、泳ぎのレベルに合わせて行った方がいい片手回しがありますので紹介していきたいと思います。

まず、ビート板を使った片手回しなんですが、管理人はこのドリルはあまりおすすめしません。ただし始めて呼吸の練習をする方が「呼吸の形作りのため」にやるのであれば有効だと思っています。ではなぜおすすめしないのかですが、以下のアニメーションを見てください。

ビート板は浮力が大きく、どうしても下半身が沈んでしまいます。無理に水平にしようとすれば、腰が反ってしまい「スイムでも腰が反る癖」がこの時点でついてしまいます。また、この練習を続けているとビート板を使わずに片手回しをした際に同じ位置で呼吸をしようとしてしまうので、上半身を持ち上げてしまい体の上下動が大きくなってしまいます。

クロールの「押さえ」と「キャッチ」のテクニックで、以下のアニメーションのように水泳のストロークをそのまま行ってしまうと上下動してしまうので、上級者は上半身を沈めてストロークするという解説をしましたが、Aの動きにビート板を使った影響が重なり、更に上下動を大きくしてしまいます。

※再生ボタンをクリックしてください。

2.サイドキックの長い片手回し

この上下動を抑える方法として呼吸後に上下動をしていないかを確認しながら片手回しを行う方法がこちらのドリルになります。この片手回しは、ストロークをフィニッシュで止め、呼吸をしたままサイドキックを続けます。先ほどのアニメーションBのようにすこし体を沈めながらストロークする事で上下動を抑えます。もし呼吸時に水中に口が隠れるようであればその方は上下動しているということになります。

この片手回しはかなり難しく、管理人もできるようになったのは30歳を過ぎてからでした。確かにこれができれば上下動がなくなるので抵抗も少なくできますが、スイムでストロークを止めることはないので、一概にこれができないからといってスイムで必ず上下動してしまうということでもありません。逆にスイム時にボディーポジションが高くスピードがある人でもこのドリルをすれば重力を支える力(スピード)がなくなるので沈んでしまいます。

ですので、一度沈んでしまっても再度浮かび上がった時に呼吸が楽にできれば80%はできていると考えていいと思います。ただし、体が水平で足が沈んでいない事が重要です。

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