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クロール 呼吸の重要性

クロール 呼吸の重要性

苦しくなく泳ぐ

意外にも水泳中「息を我慢している」方が非常に多くいらっしゃり「肺に空気が少ない状態」でかつ「苦しいまま」泳がれています。逆に管理人は「水泳での呼吸の仕方」でも解説した通り、息継ぎをする度に胸がパンパンになる程の呼吸をしており、できるだけこの胸の張りが小さくならないように「吐き切らずに呼吸し続け」かつ「苦しくならないように呼吸回数を多く」しています。

水泳を行っていると必ず水を飲んだりしますが、数十年水泳を行っている人間でもそれは当たり前の「水泳あるある」なんです。例えばターン直前に水を飲みそうになって息ができなかったとします。状況的には息を吸う前ですからかなり息を吐いてしまっています。

もちろんクイックターンをして浮き上がりまで呼吸できないわけですが、この時初級者の方は息が続かずに水を飲んでしまって咳き込んでしまったり立ち上がってしまうと思いますが、上級者はまだ吐き切っていないので、クイックターン中に鼻から息を出す事もできるので、通常より苦しく負担もありますがターン終了後に呼吸をすることで泳ぎ続ける事ができます。

ここが大きな違いであり、長く速く泳ぎ続けられる秘訣でもあります。

また、昔から「水泳選手は肺活量が一般の方よりも多い」と言われますが、実は管理人はそれほど多いわけではありません。以下の1972年の論文にあるように、「水泳選手は最大酸素摂取量が多い」ということらしいんです。これも吸気で胸をできるだけ大きく膨らましている効果なんでしょうか。

日本人水泳選手の最大酸素摂取量
https://doi.org/10.5432/jjpehss.KJ00003405376

実際に呼吸が大きくできるようになると体が非常に浮くので、水泳を行う上で有利にもなります。今までSwimming.jpの記事で「上半身を沈める事で下半身を浮かせる」事を何度も解説させていただきましたが、肺に空気が多ければ多いほど体は沈まずに高いボディーポジションを保つ事が可能になってくるので、ぜひ呼吸を大きくおこなうテクニックを身につけていただければと思います。

呼吸の長さ

初級者の方を見ていると短く呼吸をしている方が多いように感じます。それは、たしかにフォームを整える意味では必要な動作であるかもしれません。ただ、ある程度上達してきたところでもう一度ご自分の呼吸方法を確認してみてください。

以下の動画を見ていただくとわかる通り、呼吸の時間がかなり長いのが分かると思います。よくわからない場合は動画画面下の設定(歯車のアイコン)から速度設定が可能なので0.25倍にして見ていただければ更に分かりやすいのではないかと思います。ご自分の呼吸の時間とどれくらい違うのか、呼吸を始めるタイミングと終わらせるタイミングを見ていただいて、ご自分との違いを感じていただければと思います。

ポイント

・「吐き切らない」のは、「胸がパンパンになる程息を吸っている」事が前提条件になります。この呼吸に慣れるのにも時間がかかりますが、続けていくことで楽になっていきます。

・動画を見ていると入水直前まで顔が上がっているのが分かると思います。入水ギリギリで顔を戻すと、前を向いたまま入水してしまう可能性があるので、顔を下に向けて入水するようにしていきましょう。

・呼吸回数を多くすることで、苦しくない状態で泳ぎ続けることができるようになりましょう。だからこそ管理人はバタフライで2000mを泳ぐ事ができるわけです。

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