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Freestyle(クロール)

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「綺麗に泳ぐ」ということは、「速く泳ぐ」「長く泳ぐ」事とほとんど変わりありません。速く(長く)泳げる人というのは、「力の入れどころ」と「抜きどころ」を知っている訳で、逆に言えば「速く(長く)泳げるようになれば、綺麗に泳げるようになる。」という事です。

「私は速く泳げなくていいから、綺麗に泳ぎたい。」と思っている方も、「ゆっくり綺麗に泳ぐ練習」だけをするのではなく、スポーツクラブなどで無料のプログラムなどに参加して体に負荷をかけて体力をつけましょう。

「泳ぎを綺麗にする」ためには「今の泳ぎと違う動きを取り入れて行く」訳ですから、今までと別な筋肉を動かすので、かなりの体力が必要になります。「綺麗に泳ぐ練習をする体力がない」状態で練習するより、効果の度合いが違ってきます。

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・グライドについて

クロールのストロークで手を前に伸ばす動作を「グライド」と言います。私はこのグライド動作からキャッチが一番大切だと思っています。というより、皆さんの意識の中で今までないがしろになっていた部分ではないかと思うのです。

一般的に、泳ぐ時に大切と思われがちなのは「掻く(かく)事」ですが、グライド動作はその前の段階で、「掻く準備をする」部分なのですが、ここをおろそかにすると、「効率よく体を前に進める掻きができない」のです。

なぜなら、グライド動作の時点で「掻く時の力の入れ方を腕がしている」からです。グライド動作が上手にできるようになれば、後は水を押さえて行くだけで効率の良いストローク(掻き)が可能です。では、詳しく説明して行きましょう。

・グライド動作がストロークに占める割合

下のアニメーション、「ストロークについて」のアニメーションを見ると、左手6〜13コマ、右手15〜1コマ目の動作がグライドの動作ですが、左手は8コマ、右手は11コマがグライド動作に費やされます。トータルのコマ数が24コマであることを考えると、3分の1以上がグライド動作になる訳です。この間、腕のどこに力が入っているのでしょうか。

・グライド時の力の入れ方

右のイメージを見てください。このように腕を広げたとき、腕にはどのような力が入っていますか?意外にも肘に力が入っているのが分かると思います。

この肘の感覚が非常に重要で、グライドしているときそのものの感覚なのです。

ただ、今はまだ腕をあげているだけですね。これにプラスして伸ばす力も加わってきます。指導では一般的に単純に「腕を前に伸ばす」と言われる事が多いですが、右のイメージのように「腕を挙げた状態で伸ばしている」訳です。

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よく、「腕が前に伸びないですぐに下に落ちてしまう」事があります。それは、「肩が固い方(グライド2をお読みください)」を除いて、落ちるのではなく「肩に力が入りすぎている」もしくは「腕を挙げた状態で伸ばす筋力が不足している」「ストリームラインがきちんととれていない。」「呼吸がうまくない為に上体を起こしてしまう。」などの原因から起こります。

下のアニメーションを見てください。グライド動作の時にどこに力が入っているかを示しています。

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このアニメーションでは、肩に力が入っていないように見えますが、実際には入っています。(そうしないと肩を挙げて前に伸ばす事はできません。)ただ、肘と手首の伸ばした時に力の入る感覚が肩よりも大きい為、このような表現になっています。(とても感覚的な表現です。)

一番手が伸びきる前まで、腕の内側に力が入っている時間が長く、伸びきった後〜キャッチに向かうまでは徐々に腕の外側の筋肉に力を入れる場所が移動して行きます。

なぜ、ここまでグライドが大切かというと、長い距離を泳いで行った時、疲労でどんどんグライド動作が小さくなって行きます。そうすると、必然的にストロークの長さも短くなり、ちょこまかした泳ぎになってしまうのです。

そのため、グライドする筋力、体力が「大きな泳ぎを続ける為に重要」なわけです。

※選手の方へ・・・最近では、短距離選手に限ってグライド動作をせずにいきなり遠くにキャッチしに行く選手が多いです。あまりグライドを意識しすぎて、ピッチを上げられなくなる可能性もあります。一般的にはヘッドアップスイムをすることでピッチを早く、グライド動作を極力少なく遠くに手を伸ばす練習をします(50m世界記録保持者のポポフ選手などもこの練習をしています)が、グライドする事が悪いとは思わないので、交互に練習するなど自分の泳ぎに合わせた練習をする事が必要だと思います。

 

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