サイトアイコン Swimming.jp

1年で4泳法を「綺麗」に泳がせる方法

↑こんな動画が撮れたら記念になりますよね。↑

自分の子供に1年で4泳法を「綺麗」に泳がせる方法

こちらをご覧いただいている皆さんの中にも子供に泳ぎを教えるにはどうすればいいのかを考えられている方は多いのではないかと思いますが「自分でも教えられるのではないか。」「いや、スイミングスクールに通わせよう。」そのような悩みが一人でも解決すればと思い、管理人の娘を例にこの記事を作成しました。

1年で4種目を達成するならスイミングスクールへ

通常、スイミングスクールの進級テストは最短でも1年ではクロール10m、背泳ぎ10m程度が課題となっており、実際に娘は平泳ぎもバタフライもまだスイミングでは習っていない状態です。ですが、4泳法を習得できたのは管理人一人の力ではなく確実に

スイミングスクールに通っていたからこそ達成できた

という事を初めにお伝えしておきたいと思います。

娘がスイミングスクールに通う前、何度かプールに遊びに行っていましたが私に甘えてしまい全く上達しませんでした。また、数ヶ月間隔が空いてしまうと、せっかくできた事を忘れてしまっていました。この記事で掲載する娘の動画を撮影する際もお盆休みのため1週間泳いでいなかったので、「あれ?前回はちゃんと泳げていたのに。。。」と思う所があったりします。たとえば背泳ぎのストロークのタイミングが悪く足が沈んでしまっていたり、平泳ぎの伸びが足りない所です。4種目泳げるようになっても以前の泳ぎを保つ事が難しいのですから、週1回以上コンスタントに指導を受ける事ができるスイミングに通う事は上達する上で非常に理にかなっているんです。

そんな娘の入会時の水泳スキルは、「蹴伸びしてバタ足(無呼吸)を5m程度できましたが、水に対する恐怖感がある」状態で、顔を上げると水が切れるまでゴシゴシと顔をこすって少しでも早く顔から水がなくなるように頑張っていました。笑

つまり、後述する「4種目泳げるまでの日記」での2018年3月までの過程は、スイミングに入る直前もしくは入ってから行なったほうが効率が良く一気に上達していきます。この上達速度に合わせて公営プールなどで簡単な練習をするだけで1年で4種目が泳げるようになりました。

以下の画像は上が初めてもらった合格カードで、下は直近の合格カードです。

以下の画像は左が初めてもらった合格カードで、右は直近の合格カードです。

スイミングに通っていないなら公営プールで教えない!

公営プールに行くと親御さんが子供に対して泳法を教えているのを良く見かけます。教えているうちについつい熱くなって、子供に練習を押し付けている場面を見てきました。皆さんに強く言いたいのは教え方ではなく「子供は泳ぎを忘れる」という事実です。もしスイミングスクールに通っていない状態で

最低月4回以上プールに通えないなら公営プールで泳ぎは教えない!

事です。プールに行く度に練習を押し付けられるような所に子供は行きたくないと思うようになると思います。

娘が4種目を覚えた過程

2018(平成30)年4月 スイミングスクール入会(週1回)

2018(平成30)年5〜6月 腕を骨折しスイミングスクール休会

2018(平成30)年7〜12月 7月スイミングスクール復帰。週1回。8月から週3回にコース変更。

2019(平成31)年1月 初めてクロール25mを完泳。

2019(平成31)年3月 初めてテストで落ちる。種目はヘルパー付き10m背泳ぎ。足が沈んでいたとの事。

2019(平成31)年4月 背泳ぎ、平泳ぎ25m完泳。バタフライも私の真似をして3〜4ストロークできるように。

2019(令和元)年5月25日 バタフライ15m。

2019(令和元)年7月11日 バタフライ25m完泳。

公営プールを利用して水泳好きにする

スイミングスクールに入れば、確かに泳ぎをしっかりと教えてもらえるのですが技術指導に終始してしまいます。その影響で意外にも水の中で自由に動き回れない子供は多いんです。(遊んでばかりいたら苦情が入ってしまいますので。)

水の中で自由に動き回れない原因として「全身に力が入りすぎてしまう。」という事が挙げられます。その改善策は

公営プールで遊ばせる!

ただそれだけです。しかも、それほど多く連れて行く必要はなく1ヶ月に1度程度で十分です。スイミングで教わった遊びを自らやろうとするので、特に何もする必要はありません。強いて言うならば、抱っこしてみたり、潜れるなら水中でじゃんけんなどをして遊びましょう。

小さい子なら抱っこして歩くだけで十分です。抱っこしていると、勝手にどこかから水が飛んできて顔にかかります。その時にパパママが抱っこしている事で安心感が増し、水に対する恐怖感、プールという大きい水の空間にも少しずつ慣れていきます。

つまり、公営プールで遊ばせるだけで「力が抜ける(泳ぎが上手くなる下地ができる)」「スキンシップが取れる」「プールが大好きになる」という一石三鳥の効果が期待できます。これで「パパ、ママとまたプールに行きたい!」と言わせる事ができればそれだけで泳ぎを覚える期間は一気に短くなります。

尚、力が入りすぎているとはどういう事なのかですが、陸上で「走る時にずっと全身に力が入り続けている状態」と言えばいいでしょうか。プールから帰ってくると疲れきって寝てしまうという時はこれが原因です。つまりこういう時は

子供はとても頑張っている証拠です!

管理人の娘は2019年の夏休みに1日にプールに3回(午前午後学校のプールで遊び、夕方からスイミングスクール)入っても夜なかなか寝ないので早く寝るように促さなければなりませんでした。しかも、その次の日もプールに行くという事を繰り返していましたから、水の中で完全に脱力出来ている状態なのだと思います。

そんな娘はスイミングに現在週3回通っていますが、それでも「プールに連れてって」と頻繁に言いますし、2〜3日行けないと「やっと明日スイミングだ!」と指折り数えてプールに行ける日を待っています。笑

結局、プールに行く事がきつくなる原因は「力むから疲れる。上手く泳げない。疲れるのが嫌だきつい。」というのが大きい一要因になっていると感じます。スイミングスクールで子供達を観覧席から見ていると、「あそこを直せば綺麗な泳ぎになるのになぁ。」という子供が非常に非常に多いのです。(子供によって力んでいる場所にも違いがあります。)

「力まずに泳ぐ事」ができるようになれば、力を使わないわけですから綺麗に泳げるだけでなく一気に泳げる距離も増えていきますので、以下のように水の中で体を自由にねじったり、立ち上がる時にフラフラとしないようになりましょう。

https://www.swimming.jp/movies/jiyuni.mp4

力みと泳ぎの相関グラフ

このグラフの右側に行けば行くほどいい状態という事になります。また、グラフがクロスする場所に注目してください。以下で解説する体力、泳力共に一気に伸びる転換点になります。

公営プールで泳ぎを教え始めるタイミング

大抵のスイミングではクロールから順に指導し始めますので、手を回し始めたら教え始めてもいい頃です。ただ、この時期はまだまだ遊ばせておきたい時期で、遊んでいるほうが体力もつきますから、1時間プールに入っているなら合間に5〜10分程度で「ちょっとだけ練習しよう。」という程度にしておきましょう。

スイミングに通い始めたら、コーチからどんな指摘があったかを子供に聞く癖をつけておきましょう。それを公営プールで復習しますが、1日にやるのは1課題で、直近に指摘されたことを行ないましょう。(注意点が複数あると子供は混乱しますし、逆にフォームが崩れる可能性もあります。)

何も指摘がなければ、クロールで重要なのは腕を車輪のように大きな円を描くように真っ直ぐ回す事だけです。以下のような大きい手の回しができるようにして行きましょう。(今後、各種目の上達過程と指導方法を種目別にして行きたいと思っていますので、それまでたくさん遊ばせてください!)

https://www.swimming.jp/movies/crowl_height.mp4

教え始めるにあたって一番やってはいけないのは

無理やり教え込む事

です。焦らなくても絶対に上手く泳げるようになるので、子供が水泳を好きになるにはどうしたらいいのかを一番に考えていただければと思います。

呼吸ができるようになったら

クロールの横呼吸ができるようになって「プールに連れてって」と言われるならば、「ちゃんと練習するならいいよ。」と言い聞かせましょう。この時もほぼ遊びの時間でいいと思います。綺麗に泳ぐ事を考えさせる時間を1時間中5〜10分しっかり作る事ができれば、遊んでいる時にクロールを泳いでくれます。

ここで、水の中で自由に遊びまわれるようになっていれば、呼吸ができるだけで25m泳げてしまったりします。ただ、まだ泳ぎが雑だったりするので、「しっかり大きく手を回すこと」、腰が反らないように「お腹に力を入れること」この2点ができるようにして行きましょう。

2種目以上できるようになったら

綺麗に泳ぐ事ができるようなってきたら(←これ重要です)「20分遊んだら10分練習するなら。」と約束してからプールに向かいます。ここまでくると、1時間で300〜500mほど泳げるようになりますので、スイミングでクロールや背泳ぎの練習が楽々できるようになります。

娘は背泳ぎで力んで呼吸がうまくできずすぐに疲れてしまっていたので、この時期はクロールと平泳ぎをたくさん泳がせました。(2019年4月〜)泳げるようになった事が嬉しいのかどんどん泳ぎますので、こういう時にたくさん泳がせ、頑張って泳いでいる時は褒めてあげましょう。次もたくさん泳いでくれます。笑

ここからは子供の顔色を見ながら、泳ぎたい雰囲気が出ている時にはたくさん泳がせて、やる気がなさそうな時にはバタフライに繋げるイルカ飛びや平泳ぎのスタート(ひと掻きひと蹴り)、前回りなど無理やりではなく、楽しくできることを重ねて行きました。

たまに練習を嫌がる時ももちろんありましたが、もともと遊びの時間が長いので「約束を守れないなら次からプール来ないよ。」と言えば効果てきめんです。笑

公営プールに通った頻度

2018年4月〜12月 1〜2ヶ月に1回。
2019年1月〜3月 3ヶ月で6回
2019年4月 5回
2019年5月 3回
2019年6月 5回 
2019年7月 4回 
2019年8月 2回 

4月から7月まで17回通っていますが、この部分がとても大切でまさにここがグラフでの転換点です。できるようになった喜びが大きいので、たくさん泳いでくれるこの時期を逃さずに練習すると一気に泳げるようになります。たくさん泳ぐ事で

必要のない力が削ぎ落とされて楽に泳ぐ事ができるようになります。

娘は8月のテストで無事にクロール10mのテストを合格してきましたが、その後の第一声は「やっとスイミングで25m泳げる!!」でした。笑

これからは全ての種目を25m単位で練習するので、娘のように感じていないと相当頑張らなければならないような状態だと思います。進級して行くと当然泳ぐ距離も長くなりますから、それまでに楽に泳げる感覚を身につけておくと、スイミングの練習にもついていくことが楽になります。

子供の人生のたった半年間だけ、月4回程度一緒にプールに連れていくだけでこれだけの効果が出ます。子供とのコニュニケーションの場にもなりますし、約束を守るなど私生活での成長も見ることができるので、ぜひプールに連れて行きましょう!

水泳を習い始める最も最適な時期は?

娘は2年生から始めたわけですが、年長〜4年生くらいが始めるタイミングとしては最適ではないかと思います。ゆっくり覚えてほしいのであれば2〜3歳からでも問題ありません。

5年生6年生からでも全然遅くはありませんが、大きくなっているが故に低学年よりも「力みやすい」ように思います。日本代表選手の中にも5年生から水泳を始めたという選手もいますから、スイミングに入る前にしっかり遊んで力を抜けるようにできれば、一気に階段を駆け上がれると思います。

水泳日記

以下は娘をプールに連れて行った時にどんなアドバイスをしたかを残しておいた日記です。簡単なメモなので私も何について書いたのか分からない部分があったりしますが(笑)、参考になればと思いアップさせていただきました。

子供と共に目標達成

今回この記事を掲載するにあたり、もう一つ伝えたい事があります。この一年、私は娘と共に楽しみながら水泳を行ってきました。この記事を掲載するためではなく、ましてや1年で4種目泳がせようと思っていた訳でもありません。

娘が1種目1種目25m泳げるようになったり、1000mの練習を達成したところでハイタッチをしたり、楽しそうに水で遊んでいるところを見る事ができた事が本当に嬉しかったですし、娘自身も「やればできるという自信が持てるようになった」のではないかと感じています。仕事を終えてからプールに一緒に通ってくれた妻にも感謝です。

娘はこの体験を何に役立ててくれるかわかりませんが、私も子供の頃、親に日頃から運動公園などにわざわざ車で連れて行ってもらったり、競泳を通じてこのような経験をして来たように思います。それを娘に少しは伝える事ができたのかなと一人感慨深く感じています。

ぜひ一人でも多くの方にこの喜びを味わってもらいたいと思います。日頃忙しくプールに行く暇がないという方。2〜3ヶ月に1度でもいいので是非お子さんとプールで遊んでみてください。意外な子供の成長が見られると思いますよ。^^

最後に

タイトルは皆さんに見て頂きたい為キャッチーにしてしまいましたが、焦って1年で4種目を習得する必要はなく、子供が習い事を楽しんでできる事が一番だと思います。綺麗に長く体力を使わずに泳げるようになれば、ほとんどの進級テストはそれ程難しいものではなくなるはずです。

娘は本当にプールが好きで、先日はスイミングの後に公営プールにハシゴするという初めての経験をさせていただいた次第です。汗

プールが子供達にとって大好きで心地よい場所となる事を願っています。

スイミングスクール関係者の皆様

Swimming.jpでは、管理人の娘のように週3回スイミングに行ってもなお「プールに行きたい!」と言うような子供達を増やして行きたいと考えています。なぜなら、スイミングスクールが水泳という素晴らしいスポーツを生涯に渡って行うためのスタート地点でもあり、また、健康増進や体力作り、親子のコミュニケーションの為だけではなく、進級による成功体験=上記記事のような自分の能力を高めて行く方法や過程は「水泳」だけに留まらず、子供達の人生を形成して行く過程にも良い影響を与えられると考えているからです。

スイミングスクールを経験した子供達が自分がやりたい事を見つけた時にどんな風に頑張っていけばいいか。その過程の一つを知り、その好きな事の為に水泳で体力をつけたり、水で癒されたりする事ができれば、まさに生涯水泳の橋渡しとなり、それこそがスイミングスクールの存在意義であろうと管理人は考えます。

以前、少年野球の監督から「試合前に水泳だけはやらせないでください。」という言葉を聞いた事があります。「水泳」=「疲労」という図式が世間では出来上がっているんだなと少し悲しくなりました。「いやいや、野球をやる子も水泳で体力をつけて、疲れたらマッサージの為に軽く泳いだ方がいいんです。」と私は言いたいし広めて行きたい。

東大生の習い事ランキングでも「スイミング」は上位に入っています。ですが、東大生だけでなくどんな分野でも上位に入れるとは思いませんか?

それを実現するために、月並みですが楽しさから頑張る事の大切さや一番伸びる時期を明確にする事で、スイミングスクールと親御さんがタッグを組んでシナジー(相乗効果)を発揮できればスイミングスクールの未来は明るいと感じています。

もしこのような考えに共感していただけるスイミングスクールがありましたら、ぜひご紹介させて頂きたいと思います。Swimming.jpではプール検索という機能を公開しておりますので、その中でのご紹介も可能ですのでお問い合わせください。また、Swimming.jp内では指導者一人一人の指導経歴などのプロフィールを掲載できるSNS、SWAVE(スウェーブ)を無料にて開設しています。指導者のスキルアップ、顧客満足度を高める機能も盛り込んでおりますので是非ご利用いただければと思います。

水泳に関わる皆さんでタッグを組んで水泳界全体で水泳普及につなげていきたいですね。^^

モバイルバージョンを終了