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【子供のクロール 】泳ぎ方・教え方(前編)

※最終更新日 2023年6月21日

子供のクロール 泳ぎ方・教え方(前編)

前回投稿した1年で4泳法を「綺麗」に泳がせる方法では、綺麗に泳ぐために遊びの大切さを知っていただきましたが、実際にスイミングスクールでクロールを教わるようになった際にどの点に気をつけて練習をすればいいのかを解説させていただたいと思います。

記事閲覧の注意点

[ スイミングスクールの進級基準について ]

当サイトでは、管理人の娘が通うスイミングスクールの進級基準に基づいて情報を掲載しています。各スイミングスクールによって進級過程に違いがあるため、記事の順序とは異なる場合がありますのでご了承ください。

[ 記事について ]

まず「子供に1年で4泳法を「綺麗」に泳がせる方法」をご覧ください。

この記事はスイミングスクールに通っている事を前提に、公営プールで親子で1時間に5分程度練習する事を想定しています。練習頻度が少ない場合には効果が得られない可能性が高くなりますので、是非スイミングスクールに入会された上で練習される事をお勧め致します。

クロールを綺麗に泳ぐのは簡単そうで難しい

実は、クロールは呼吸さえできれば意外に簡単に泳げてしまうのですが、綺麗に泳ぐ事を考えると「腕」「足」全てが別々な動きをするので非常に難しいのです。この一年、娘が一番泳いでいるのはクロールですが、やっと綺麗になってきたと思ったのは2019年7月です。1月13日に25m泳げてから、実に7ヶ月を要しています。実際にはキックを2018年7月より教えてもらい始めているので、丸1年程かかっている事になります。

以下の記事は、2018年7月から12月までにおこなった練習とポイントを掲載しています。基本的にスイミングスクールで教わっているので、公営プールでは1時間に5分程度の練習でその日に直したい箇所がうまく直らなくても「次回直ればいい」という余裕を持って行なっていました。(練習によっても子供の得意不得意が必ずありますので。)

直らなくても子供がスイミングスクールで受けた注意点を聞いておき公営プールに行って復習するだけでも十分効果があります。

面かぶりキック

2018年7月〜11月の5ヶ月間はスイミングではキックや背面キックなど、腕を回しての練習はしていません。キックは足首を柔らかく使いモモから動かします。以下のアニメーションは「面かぶりキック」になりますが、Aのように水平になるようにします。この際、しっかりと息を吸ってからスタートし、少しづつ吐きながら5m以上を目指しましょう。息をしっかり吸うと、腹筋に力が入り体幹が安定します。

Bは悪い例ですが、体に力が入りすぎて左右に揺れています。力むと息も大きく吸えないので苦しくなります。肘が曲がり体が沈み腰が落ち、腹筋には力が入らないので体が反ってしまっています。キックもモモが動いておらず膝から下だけのキックになってしまっています。このようになってしまうのは「遊びが足りない」(水慣れできていない)ので、もっと水の中で遊ばせて自由に動き回れるようにしましょう。

背浮き・背面キック

背面キックは背泳ぎに繋がるのはもちろんですが、水慣れという意味でもとても重要です。

当然ながら初めのうちは上を向いて浮く事に恐怖を感じます。そこで頭を押さえて安心感を与え、水の上に気持ち良く寝かせてあげ、秒数を数えて少しずつ伸ばしていきましょう。足が沈むようなら背中に手を添えてあげてください。そのまま軽くキックを打てば背面キックの出来上がりです。慣れてきたら、途中で押さえている手をゆっくり離して子供だけで浮かべるようになりましょう。