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水泳 飛び込み初心者のための練習方法

前回は飛び込みの原理を解説させていただきましたが、今回は初めて飛び込みする方向けの練習方法を解説していきます。管理人の娘が小3で初めて飛び込みの練習をおこなった時からの映像を交えて解説していきますので、初心者の方もイメージしやすいと思います。

既に飛び込みができる方でも基礎的な練習になるので、「遠くに飛べない」と悩んでいる方は原点回帰という意味でも今回の練習から取り組んでみるのもおすすめですので、参考にしていただければと思います。

前回の記事を見られていない方は、ぜひご覧になってからこちらをご覧いただければと思います。

水泳 飛び込みの簡単な原理

1. 1点入水+壁をしっかり蹴る

初めて飛び込みをする時には恐怖感が大きいので、「お腹を打たないようにする事」を第一に練習し、次に「壁をしっかり蹴る」事ができるようにしていきます。

コーチの補助がない場合には水深が深いプールで安全に行ってください。手を前に伸ばして、この記事のスタート練習だけを行うだけであれば、頭を打つ事はありませんので必要以上に怖がる必要はありませんが、特に身長が高くなればなるほどプールの底に到達する時間が短くなるので、2m以上の水深があるプールで練習してください。

1-1. 今回練習する飛び込みの見本

この3Dは今回の練習見本になりますが「飛び込みがうまくなるためのポイント」が3つ含まれています。

  • ・構えでの腰の位置
  • ・一点入水
  • ・蹴り出しのタイミング

これらのポイントを一つずつ解説していきたいと思います。

1-2. 飛び込みの構え

まず、足の指でしっかりとプールの縁を掴みます。腕をストリームラインの形に伸ばし、後頭部を挟み込みます。(子供の場合は頭が大きいので顎を引くようにアドバイスしましょう。)そのまま上半身を前に傾し腰を高く保ちます。(膝の角度は130度前後)この時、背中はできるだけ真っ直ぐな方がいいですが、難しい場合にはご自分の身長程先を入水点として、そこに手の指先を向けましょう。

初めのうちは膝が曲がり過ぎてしまうこともありますが、この時の膝の角度は上達してからも同じになるので、130度を維持できるようにしていきましょう!

水泳 飛び込みの構え イラスト アニメーション

1-3. 指先から1点に入水する

最初に意識するのは上半身が入水点からズレないように1点に入水します。3Dアニメを見ていただくとわかるように一直線に突き刺さるように飛び込むのが理想ですが、初めて飛び込み練習する時には、必ず恐怖心が先に来ます。つまり、壁を蹴られないのが「当たり前」で、飛び込みができただけでも価値があります。

一度飛び込めるとある程度恐怖心も和らいでくるので、1点に入水する意識を持って繰り返し練習しましょう。管理人の娘も小3で初めて練習した時には動画のような形になってしまっていましたが、楽しそうに練習していたので少しずつできるようになって行きました。

 

1-4. 蹴り出しのタイミング

繰り返し1-3の練習を行っていると、徐々に壁を蹴ることができるようになってきます。理想の蹴り出しのタイミングは1-1でご覧いただいた3Dアニメの37〜39コマ目部分で、膝から下(スネ)が水面と並行になるように蹴り出せるようになりましょう。

水泳 飛び込みの蹴り出し イラスト アニメーション

初心者の段階で体が傾いてから蹴り出すというタイミングを掴んでおく事で、以下の動画のように遠くに綺麗に飛ぶための練習にもなっています。

 

2. この練習での注意点


2-1. 恐怖心を理解する

この段階では「恐怖心」との戦いになり、足で壁を蹴り出すのがどうしても弱くなってしまうので、多少膝が曲がっていても構いません。「構えの形」と「上半身の一点入水」を意識して練習しましょう。

1点入水する事で「お腹を打たずに飛び込む」事ができるようになると、徐々に壁を蹴る力も出てきます。

2-2. 膝が水平のラインを超えてしまう

足の蹴り出しが以下の動画のようになる事が多いですが、恐怖心がなくなっても膝が水平を超えてしまう場合には、ビート板を足の指先に置いて飛び込むように練習します。

注意点としては、最初からビート板に膝が当たらないように高く飛ぶのではなく、当たっていいので、徐々に軽くぶつかる程度を目指します。ガニ股になって膝が広がらないように気をつけましょう。

 

3. 飛び込みは最初が肝心

管理人がこれまでマスターズの方や選手を見てきて思うのは、飛び込みは初めて教えてもらった方の影響が大きく、そこでつまづくとその動作が癖になり、なかなか理想の動作に戻す事が難しくなるように感じています。

また、今回紹介した飛び込みの基礎は上達するための技術として、かなり大きなウェイトを占めています。早く技術をマスターしたい・させたいがために、すぐに遠くに飛ぼうと中途半端なまま練習を進めて行くことはお勧めしません。

上手くなるためのポイントはもちろんですが、3Dアニメのように入水時には膝も曲がらず綺麗に飛び込めるように、焦らず繰り返し練習しましょう。

ここで挙げた練習は、どなたでもアドバイスできる簡単な内容になっています。練習ではご自身の飛んでいる姿を見ることはできませんので、できればお1人で練習するのではなく、お互いにアドバイスし合えるような2人以上の練習が好ましいと感じていますので参考にしていただければと思います。

Youtubeでも解説させていただいております。