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Swimming.jp Breaststroke Technique

平泳ぎ 世界チャンピオンの泳ぎから見る初級者・中級者の泳ぎ方

5-2. イージースイムのポイント


初級〜中級者の方がここで気をつけていただきたいポイントは「ストリームライン」と「スカーリング」になります。

この泳ぎでは、ストリームラインの時間が最も長くなり、ストローク、キックのタイミングや身体を持ち上げる倒すという時間は、力を抜いている分多少遅くなる程度でほとんど変わりません。

以下のアニメーションAはイージースイム、アニメBはレーススピードの泳ぎを1コマ目に合わせて再生しています。アニメAは18コマでキックが蹴り終わっているので、レーススピードの時と2コマ分(約0.12秒)しか変わっていません。

 

以下の動画は娘が平泳ぎを泳げるようになって1年後の泳ぎになりますが、キック後の伸びがなく、すぐにストロークを開始してしまっています。


ゆったり泳ぐ時にも変わらず、同じタイミングでストローク、キックを行ってしまっていました。一般の方もイージースイムを行うと、同じように全てが平均的にゆっくりになりがちで、メリハリがなくなってしまうので、呼吸も長くなって身体が沈みやすくなり抵抗も大きくなります。

反復練習の際はストリームライン以外がトップスピードで泳ぐ時と同じタイミングになるように泳ぎます。逆に言えば、ストリームラインでしっかり休む事が重要であるという事です。

初めのうちはストリームラインの形を作って、腕を前に伸ばし続けるのも疲労が蓄積しますが、それを継続し続ける事で徐々に腕を前に伸ばし続ける事ができるようになって行きます。

娘が泳げるようになって2年半後、選手登録直前の泳ぎを見ていただくと、ストリームラインを長くとり、手を広げる所から徐々に掻き込みに向かって速度が増しています。


この映像を比べてみると分かりますが、ストロークの速度のメリハリ、体が起き上がっている時間が全く違っているのがお分かりになると思います。


左側の泳ぎでは25mを6ストロークで25〜27秒で泳いでいますが、30秒以上かかってしまうとなかなかここまで身体を持ち上げる事は難しくなりますので、ゆったり泳いで30秒を切れるようになるまでは、前回、前々回の練習を繰り返し練習していただければと思います。

娘は右側の泳ぎから更に1年かかってやっと左側の泳ぎになっているので、キック後にしっかり伸びてストリームラインを取る事、ストロークのメリハリをつける事を意識し続けながら、左側の泳ぎに近づけていっていただければと思います。

以上の長々と解説させていただきましたが、ご自身の目標が速く泳ぐ事であっても、綺麗に泳ぐことであっても、最終的にはトップスイマーのイージースイムを目指して行くべきであると管理人は考えています。

30秒を切った後、娘がおこなった練習方法については次回解説させていただきたいと思っております。

Youtubeでも解説させていただいております。