このページのカロリー計算については以下の国立健康・栄養研究所様の健康増進研究部のページを参考にさせていただいております。
改訂版「身体活動のメッツ(METs)表」(ページ最下部)
具体的な計算方法
カロリーの計算方法は以下の方法で求められます。
消費カロリー(kcal)=1.05×メッツ×時間×体重(kg)
今までの水泳中のカロリー計算では「ずっと泳ぎ続けていること。」が想定されていますので、以前より精度の高いカロリー消費量を計算することが可能です。
ただし、参考資料に掲載されていないスイム時の「メッツ値」についてはSwimming.jpの主観にて図の数値を設定させていただいております。キックについては、推進力は「手:足」=「7:3」とされていますが、筋肉の7割が足である事を考えると、カロリー消費量も必然的に上がると考えられるため、「強度の主観」と「心拍数」との比較により独自に算出しています。
プルについても独自に算出していますが、泳ぐ時間が長くなるので、スイムよりもカロリー消費は大きくなります。キックについても同様の事が言えます。
強度については、当初「とてもきつい」「きつい」「ややきつい」「普通」「ゆったり」の5段階を考えておりましたが、「とてもきつい」は数分間歩けない程の強度であること、また泳いでいる最中はバランスを取る為に必ず力が入っている部分があることと、あまり練習で「ゆったり」するということはないであろうとの考えから3段階としています。
きつい=泳ぎ続ける事が困難なペース。(心拍数141〜160程度)
ややきつい=なんとか泳ぎ続けられるペース。(心拍数121〜140程度)
普通=呼吸が乱れずに泳ぎ続けられるペース。(心拍数101〜120程度)
水泳メニューでの時間と距離の関係
1分サークル/1,000mで30分程度の練習が設定されますので、これを目安として練習距離を設定していただければと思います。
30分中、泳いでいる時間は20分程度になりますが、このカロリー計算では距離が式に含まれません。よって基本的には泳いだ後の休み時間を考え、サークルタイムから5秒を引いたタイムを「泳いだ時間」としています。(運動直後の休憩中でもカロリー消費はしていると考えられるため休み時間が長いと考えられる長距離でも同様の設定です。)
メッツとは
※メッツ値は運動によるエネルギー消費量が安静時の何倍にあたるかを示す値です。
種目 |
メッツ値 |
主観的運動強度 |
クロール |
10 |
きつい |
8.3 |
ややきつい | |
5.8 |
普 通 | |
背泳ぎ |
9.5 |
きつい |
7.6 |
ややきつい | |
4.8 |
普 通 | |
平泳ぎ |
10.8 |
きつい |
9 |
ややきつい | |
5.3 |
普 通 | |
バタフライ |
16.8 |
きつい |
13.8 |
ややきつい | |
10 |
普 通 | |
個人メドレー |
11.8 |
きつい |
9.6 |
ややきつい | |
6.4 |
普 通 |
※個人メドレーは4種目の平均値としています。
※表中で背景が黄色のものはSwimming.jpが独自に算出したメッツ値です。