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クロール Technique

ドルフリによる重心移動

※最終更新日 2018年8月3日

クロールの呼吸動作の比較」 の中で解説しました「上半身を沈める動き 」 はドルフィンを使ったクロールを行い感覚を掴みましょう。

以下のアニメーションの11コマ、23コマ目を見てください。腰が完全に水面上に浮き上がっているのがわかると思います。腰が高い位置でキックを打ち下ろした時の感覚を体で覚えていきましょう。

また、8コマ、20コマ目のようにキックの開始と同時に「手→肘→肩」の入水を意識しやすくなります。「手→肘→肩」の入水ができるようになると、とても綺麗な泳ぎに見えますので、意識していきましょう。

※下記ボタンより、アニメーションの位置を変更できます。

※「重ねる」ボタンをクリックすると、泳者を重ねて比較する事ができます。

「重ねる」ボタンをクリックして、A,Bのボディーポジションを見てみると、さほど変わりがないことがわかります。この練習が上達すると、バタ足をしている時と全く変わりない(周りからドルフリをしていることがわからない)泳ぎになっていきます。

この練習のいいところは、例えばうねりの動作がアニメーションのように完全にうまくいかなかったとしても、ドルフィンキックにより下へのキックを意識できるため、必ずこの練習の後は誰もが腰が浮くという所です。ただし、すぐにできることはすぐに元にも戻りやすいということですので、定期的に練習をして、腰の上がりを意識することが大切です。

ドルフリをおこなう際の注意点

ドルフィンキックをおこなうと、体は当然うねりが出てきます。肩が一番深い位置に来たところがスイムでの呼吸のタイミングになるので、若干呼吸を遅らせなければなりません。まずは立ち上がる事ができるコースで10m呼吸なしでおこなうという所から始めていただければと思います。