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水泳 力の入れ方・使い方

※最終更新日 2021年4月24日

水泳でのストロークの力の入れ方は以下のアニメーションのようなイメージになります。子供がよく遊ぶボールプールの中で前に進むイメージをしてみてください。この時、後ろにボールを動かさずに前に進むのが一番効率的です。

力ずくで後ろにボール(水)が飛んでいくような掻き方をすると前には進みません。なるべくボールが動かないように、たくさんのボールを腕で囲って(水を腕全体で掴んで)力を入れすぎないように体を前に進めていきます。

つまり「掻く」のではなく、「手はその場所からできるだけ動かさないように体を前に進める」というのが水泳の最も効率的な力の使い方になります。

また、腕が肩の前にある際のストロークスピードと肩のラインを越えてからのストロークスピードを比べてください。始めは遅く、後ろに向かうにつれて速くなります。速くといってもボールが飛び散らない程度の速さですので、水泳では大きな力は使わないという事が分かっていただけると思います。

ゴルフのパターにも似ているでしょうか。ボールを打つ力よりも腕を固定する力の方が大きいので、「手から肘に掛けて入る力が大きく、肩の力は抜けている。」という感覚になります。

このようなイメージを持って練習する事で陸上での筋トレやチューブ引きでも水泳のための筋力アップが期待できます。