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快適なスポーツライフを送るために

※最終更新日 2022年2月1日

まず、皆さんに気をつけて頂きたいのが「無理をしない事」です。

新しい事を始めようとする時には「やる気」が先行し無理をしがちです。全く運動をしていない方はもちろんですが、日頃から運動している方でもいきなり強度を上げた練習をする方がいらっしゃいますが、こちらも「無理」の内に入ります。

例えば、今までリラックスしてしか泳がれていなかった方がいきなりスピードを上げて泳ごうとしてしまうと、肩を痛めてしまう原因にもなります。実は管理人も35歳を超えて肩を痛めてしまいました。現役時代は肩が周りよりかなり柔らかかったと自負しており、一生肩の痛みなどと付き合う事はないだろうという慢心があったのも事実です。

痛みが出たのは背泳ぎのビデオ映像を見て左手入水が外側だと気になり「無理に肩の前に入れようとした」事から始まります。自宅でストレッチもせず「水中で意識していればできるようになるだろう」という甘い見込みで毎日意識しながら泳いでいた所痛みが慢性的に続くようになってしまいました。(現在は完治していますが5年以上悩まされました。)

日常生活にはない動き

みなさんは日常生活の中で肘を肩より高くあげる事はどれくらいあるでしょうか。高い所の荷物を取ったりする位でほぼそのような動作をする事がありません。

そうなんです。水泳ではいきなりプールに入って泳ぐと、日常生活では全くしない動きをしなければならなくなります。使っていない部分というのは人間は弱いです。運動をしていないとすぐに息が切れてしまうように。

肩に負担をかけない方法

水泳を行ってきた中で最も痛みを訴えられる方が多いのが肩です。基本的には水泳は一番の推進力を得られる部分が「ストローク」である事から、肩を痛めてしまう事が多いという事になります。ただ、どうしても「肩の痛み」=「水泳で痛めた」となりがちなので、他からの要因によっても起こりえる事をご承知いただければと思います。

肩に負担をかけない方法は「リカバリーは肩のラインの延長上より後ろに動かさない。」「ストロークが肩を過ぎてから力を入れる(掻く)。」この2点です。

以下の画像をみてください。Aの画像は背中にある肩のラインより肘が前にあるのがわかると思います。対してB(黄色いボタンをクリックしてください)は肘がラインより後ろに出ている状態です。Bの状態でリカバリーを続けると、肩に無理な力が加わり痛める事がありますので、必ずAの画像のようにリカバリーを行いましょう。

以下のアニメーションを見てください。クロールのストロークで力を入れ始める場所は右手が9、33、57コマ、左手が21、45、69コマ目です。100m以上楽に泳げるようになるまでは、この場所からフィニッシュにかけて徐々に力を入れるようにしましょう。肩の前ではストレッチするように手を伸ばす事が重要です。(水流に負けない程度の力でなるべくリラックスしましょう。)

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皆さんが健康で怪我なくスポーツライフを送られる事を願っております。